当社川崎工場が提供するスクラップ破砕処理について、川崎CNブランド等推進協議会から「川崎CNブランド2025」の認定を頂きました。

本認定は、川崎市と産業支援団体等で構成する川崎CNブランド等推進協議会が実施する制度で、川崎発の製品技術等について、原材料調達から廃棄・リサイクルまでのライフサイクル全体でのCO₂削減への貢献を評価し認定するものです。川崎工場における破砕処理は、高出力の破砕機によって実現する破砕処理の効率化、独自の選別ラインによって実現する有価金属の回収率の高度化、シュレッダーダストの有効活用による焼却処理量の低減の3つを組み合わせ、従来型の破砕処理と比較して約5%のCO2排出量を削減しております。また、2024年度のCO2削減量は1,750tとなっており、この削減数値は、川崎CNブランド等推進協議会がCO2の削減に貢献している量を評価し認証する「川崎メカニズム認証」の同時認証を受けています。

日本においては、2030年度までに温室効果ガス排出量を2013年度比で46%削減することを目指す政府目標を掲げておりますが、静脈産業では目標達成に向けて単位時間当たりの処理量の確保と回収資源の品質の双方を両立させることが、大きな課題となっています。適正処理かつ経済性に優れた環境事業は、エネルギー消費やCO2の排出量を削減することに直結することから、当社は経済合理性が成立するリサイクル分野の更なる拡大を目指し、今後も地域産業ならびに地域社会に貢献して参ります。