1923年の創業以来、100年にわたって鉄スクラップを中心とした資源リサイクル事業を主要事業として事業を展開してまいりました。

 

日本は、鉄をはじめとした埋蔵金属資源を加工し、原料から製品へ転換することで、大きな経済的成長を果たしてきました。

 

しかしながら、日本の鉄スクラップの輸出量は増加の一途をたどり、少資源国家日本の貴重な国内の金属資源を海外に輸出するという状況が発生しております。日本に眠る貴重な金属資源を日本国内に還元し、循環社会の構築に貢献したいと思います。

 

また、2015年の国連サミットで策定されたSDGsや、2050年までにCO2排出をゼロにするというカーボンニュートラルの目標等の動きが活発になっております。
自動車の電動化にともなって鉄のみならず、銅・アルミニウムの需要はこれまで以上に高まっております。

 

鉱石から金属を製錬する場合に比べ、製造効率が圧倒的に高く、CO2の発生が少ない金属スクラップは、これからの金属製造にかかせない役割を担うものです。

 

そのためには金属スクラップの徹底的な分別や、分別の際に発生するダストの処理が大きな課題であると考えており、鉄・非鉄・ダストのさらなる高度なリサイクルを目指し、技術開発に邁進する所存です。

 

当社は現在、関東・東北を中心に国内20か所、海外に2か所の計22か所の工場を展開しております。このネットワークを有効活用することで原料を遠距離から輸送することなく地産地消の金属リサイクルを実現し、物流コストとCO2の削減を実現します。

 

当社はこれまでつちかってきた金属リサイクルの技術と、お客様からの信頼を最大限活かし、次の100年に続く金属リサイクルの礎を築いていきたいと考えております。


代表取締役社長

山 中 昌 一